2.6.19

イギリスで住むところを決めるときに最初から諦める方がよいかもしれないこと

1. 家は隙間だらけである。
2. 不動産会社は対応が遅いことがある、というよりたいてい遅い。結構いい加減。

この間浴室の天井から水が漏れていたことを書きましたが、これはその続きです。
昨日は金曜日の夜9時半過ぎ(!)、水道配管の業者さんがやって来ました。何でも、本当は昼間に来るはずが、夜9時半にならないと行けない、と旦那さんの携帯にかかってきたそうです。
やって来た業者さんと話をしていると、どうも私たちの部屋から下の部屋へ水漏れしたという間違った内容を不動産会社が送ったらしいということが分かりました。旦那さんはすぐさま水漏れの様子を撮ったビデオを見せ(証拠大事)、業者さんに確認してもらいました。「あいつら間違った情報を送ってきたのか!」とやれやれの表情。そりゃそうですよね。
ただ、水漏れが止まって数日後、上に住むご近所さんとばったり会ったときに、「前に雨が降って、それが浸みてきてるらしい」と言われたのが気になっていたので、「水漏れがあったのはこの1回だけだし、すぐに止まったから安心したけど、よくあるんですか?」と聞いたら、「イギリスの家なんてクソだよ。藁と木でできてるから」という大変正直な、でも業者が言ってはいけないでしょうということをにべもなく言い放っていました。いや、レンガもあるでしょ、と思ったのですが、あれ、これって3匹の子豚のような・・・?
業者さんは、さらに浴室を点検しながら、「天井の上はたいして何もないから、電気のソケットの隙間とか、天井と壁の接合部分の漆喰が剥がれていればそこから水が出てくるよ」と教えてくれました(以前、不動産会社経由で、大家さんがフラットの天井と壁の接合部分のひびを直したいから何週間かいない日を教えてくれと言っていた理由がこれでほぼ判明)。
今回の水漏れは1階にまで拡大していたようで、業者さんは私たちの下に住むご近所さん(この前トースターを焦がして火災報知器を鳴らした人)に話を聞きに行き、「こりゃ建物のマネジメントをする人に連絡しないとな」とぼやいていました。そして、
業者さん:「この水漏れっていつあったの?」
旦那さん:「2週間前です」
業者さん:「えっ!?じゃあ2週間前のことを、あいつらやっと昨日俺に送ってきたってことなのか。へぇーっ!(最後は "Niiiiiiice" ヌァーィスでした)」
私:「本当?」
業者さん:「不動産会社もクソだから」
私:「あ、そう・・・」
今私たちがやらないといけないことは特にないようで、そこは安心しました。私たちの意見が一致したのは、あの配管の業者さんはまじめだね、ということ。夜9時半に来るのもそうですが、対応もとてもよかったです。びっくりするくらい正直だったけど。