15.11.16

大統領選挙後のテレビ番組

先週のテレビ番組はふるっておりました。
Have I Got News for Youというトーク・クイズ番組の冒頭では、司会者がまずその1週間に起きた出来事をおもしろおかしく紹介するんですが、先週金曜日の冒頭はこんな感じでした。
"In the news this week: aaaaaaaaaaaaaaaaAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAHHHHHH!!!!!!!"

約10秒間、たっぷり怒声を上げてました。最後は拳で机をたたく始末。

そのあとにあるThe Graham Norton Showでは、冒頭で司会者のグラハム・ノートンが
"Let me just start the proceedings with a question. America, what the f***?"
最後の単語はfだけ発音して、あとは空音でしたが、それだけでも十分分かりました。

どちらの番組でも会場は沸いてましたね。アメリカ大統領選挙もしっかりネタになっていました。

6.11.16

おいしい飲み物の条件 

イギリスの紅茶はおいしい、とよく言われます。昨年までイギリスにまったく縁の無かった生活を送ってきた私は、それを聞く度に本当なのかなあと思ったものでしたが、こちらで暮らしてみた結果、この説はやっぱり当たっていると思います。
それで、どんな風においしいか、ということなのですが、コクも渋味もあるけれどもすっきりしているように感じます。言葉が足りてませんが、実際こう思います。脂肪分の高いミルクを入れるので、こってりしてしつこいのか、と思いきや、そうじゃない。初めてイギリスに来てロンドンのホテルに泊まったとき、そのホテルの小さなラウンジで飲んだ紅茶があまりに想像と違っていたので驚きました。でもそのときに「これはおいしい・・・!」と感じたわけです。
日本に一時帰国したときに色々な紅茶を飲み比べてみましたが、少し長く待ってみても薄いように感じたり、おそらくイギリスで普段飲まれている牛乳に近い、高脂肪分の牛乳を出してくれたところもあるのですが、お茶と合ってないように感じたりしました。イギリス向けに作られた紅茶なら、やはりイギリスの石灰分が多い硬質の水を使ってこそのように思います。もちろん、今は色々な場所で茶葉が作られているので、軟水でもおいしい紅茶をいれることができるとは思うのですが。
そしてコーヒーより断然安いので、家で手軽に飲めるのも嬉しいです。やっぱりというか、スコーンとの組み合わせは絶妙。

さて、おいしい飲み物とは。人によりけり、で終わってしまいそうな話ではありますが、それ自体では強い主張がないように思えても、普段の食事と合わせると効果抜群、しかも料理やお菓子を引き立ててくれるようなもの、無いとものすごく寂しくなるもの、と思ってます。これはチェコに行ったとき(というよりはビザが発行されるまで足止めをくらっていたとき)に飲んだチェコビールでも言えるかなと思います。チェコのビールってすっきりしていて飲みやすいです。チェコの煮込み料理を食べるときにはとてもお勧めで、こってりした料理を引き立てて、適度に口直し(または口休み?)をしているような感覚がありました。ちなみに、日本から帰ってきて真っ先に飲んだのは紅茶でした。
対してイギリスのビール、特にエールやIPA、それにスタウトは、それ自体で強烈な味と香りがあります。こちらの人は何も食べずに何パイントも飲むし、パブも料理を楽しむというよりはお酒を楽しむ場所なので(もちろん料理を出すところもありますが)、ビールそのものに強い個性があるのかなあと想像しています。
念のため付け加えておくと、イギリスのビールも大好きです。ロンドン・スタウト、いいですよ。こくうまです。

不思議で偉大なもの 自然史博物館にて

1924年、チェコの作家、カレル・チャペックがイギリスにやってきたときのことを書いたエッセイ『イギリスだより』に「自然史博物館にて」というのがあります(筑摩書房、2010年、Kindle版。底本は第三刷)。その中でチャペックは、どんな博物館・美術館の展示品よりも、自然史博物館に展示されている貝や岩石がとても面白かったと言っています。
今日、日本から訪ねてきた友人と一緒に初めて自然史博物館 (National History Museum) に行ってきました。お隣のヴィクトリア・アンド・アルバート美術館にはちょくちょく行っていたのですが、なかなか足が向かずに1年経っていたところ、友人の強い希望で開館直後に博物館へと乗り込みました。
博物館は収集品の内容もさることながら、展示の工夫も面白くて飽きずに見続けてしまいました。まずは入ってすぐ、エレベーターの点前で恐竜の化石がお出迎え。この「まずは最初で心を掴め」の計画に見事に塡まり、友人と記念写真を撮ってエレベーターで3階へ。地殻変動や火山、地震(日本の鯰信仰や阪神淡路・東日本大震災なども紹介されていて、その視野の広さに驚く)について見たあと、階を降りながら惑星・生物の誕生を見て、最後に鉱物の階へ。ジュエリーとしてだけではなく産業の点からも様々にアプローチされていて楽しめます。
後半は館の反対側へ移り、生物の剥製や化石を見てきました。恐竜の化石コーナーは特によかったです。「恐竜は動物か?」の問いが書かれたパネルから始まり、恐竜の生態を巡る論を分かりやすく解説しながら、すぐ側に、上に(天井から吊して、透明の板で脚を支えているので、化石の真下を通ることができます)化石を見ながら順に巡っていきました。何とも充実した展示でした。
他の生物の化石も壁面にびっしりと額に入れて展示してあったり、意外と触れるものも多かったりして視覚的・触角的に楽しい博物館でした。子供も多かったです。化石を見つめる男の子が目を輝かせながらご両親と話していてほほえましかったです。
少し意地悪く見ると、「地震がないからいいよねえ」とか、「こんなに多くの化石や剥製、どうやって手に入れたんだろう」と思ってしまいますが、それはさておき、素直に楽しいと思ってもらう工夫は見習わないとなあと思いました。
それにしても、化石や鉱物はどうして人をこうも引きつけるのか。すでに絶滅してしまった生物への想像力をかきたてるのか、人の力では生み出せない(今はできますが)ものが畏敬の念を起こさせるのか。チャペックも自然の「法則と形態の創造」の神秘や正確さに心を奪われたようです。それは思わず、詩について「なんと奇態に乏しく、なんと大胆さと正確さに欠けるものだろう!」と言わしめるほど。ロンドンに来たら一度行かれることをお勧めします。

2.11.16

三角コーナーとサンタンデールのレンタル自転車

ロンドン留学中の大学時代のサークルの後輩が、フェイスブックで三角コーナーを売っているお店を探しているんだけれども、知っていたら教えて下さい、といった内容を投稿していました。その後、旦那とひとしきり「なぜ日本人は三角コーナーに異様な執着を見せるのか」について結構真剣に話し合いました。
私の実家では三角コーナーを使っていなかったので、一人暮らしになったときも使わず、生ゴミ用の袋を台所の空いた場所に置いてました。夕飯後の片付けのときに捨ててます。今もそうです。
三角コーナーって洗う度に水がかかりそうだし、シンクとの接着面が汚れたままになりそうだし、生ゴミは放っておけない(確実にネズミの餌になります)し、何よりシンクが狭い(大小のシンクが並んでいて、しかもどちらも大きくない)ので、あまり実用性が無いよねえ、ということで一致しました。

ロンドン市内には格安で借りれるレンタル自転車(サンタンデール銀行が提供)があり、歩道の脇にずらっと並べてあります。側に券売機のような機械があるので、そこでお金を払って自転車を借り、乗り終わったら乗り場につないでおくというものです。激しい交通量や2階建てバスが自分の前後を走る恐怖を思うと乗る気にはまったくならないし、旦那からも「自転車だけはやめて」と言われているので、今後も乗らないと思います。
ですが、この自転車のライトが面白くて、点灯すると緑色ライトが2メートルほど先の地面に自転車の形を映します。道路や自動車のライトは赤や黄が多いので、緑色はそれに対して目立つから採用されたのかと思います。が、自転車形は一体誰のため・・・?やはり対向車だったり、脇を歩く人向けなのでしょうか。同じ方向を走る自動車からは見えにくい気がします。
ものの使い方や利便性って難しいと思ったのでした。