今日の午前中、修論を提出してきました。もちろん学校の課題提出ウェブサイトにアップロードするのも終わりました。やっと一安心です。
しかし、ここに至るまでには、実に色々なことがありました。私は事情があって、締め切りよりも10日早く提出しなければならなくなりましたが、それができたのは普段の怠け癖をひっぱたき、比喩としても文字通りにしてもひたすら甘い物で釣り、早めに準備をしてきたことに尽きます。7月末に、指導教官に見てもらおうと思って書いた4500語ほどの草稿(の草稿)が役に立ちました。
校正には結局やりとりで2日かかり、3時間15分の作業時間に対して、少し負けてくれて合計80ポンドお支払いしました。しかし、そこからがまた長い。美術史には図版がつきもので、しかもこちらでは文章中に入れ込むのが良いとされているため、写真とキャプションを入れ込む作業が延々と続きます。
何とか配置し終わると、印刷と製本が待っています。私は家の近くにあった文房具屋ライマンに原稿を持ち込み、リングで閉じてもらいました。お値段1冊4ポンドほど。この点、日本より楽かもしれません。
しかし帰ってからすぐ、宣誓書 (declaration) を入れるのを忘れたことに気づき、もう一度やり直すはめに。SOASから送られてきた宣誓書とやらが、そう簡単にコピーアンドペイストできなかったりして、旦那に手伝ってもらって何とか入れ込み、ページ数を修正してやっと完成。それを製本して完了。
ではウェブサイトにアップロード、と行きたいところが、8月中旬に始まったウェブサイトの工事がまだ終わっていないようで、うまくアップロードできず。学校のITサービスはもちろん週末は休み。結局、土曜日にすべて完成したものの、提出とアップロードは今日完了となりました。修論提出の時期にどうしてウェブサイトの工事なんかするんでしょう。理解できません。
学科の事務所に製本した修論を持って行き、受領書を受け取ったときのこと。2月に題名だけ出しておいたのですが、写すときに間違えたのでしょう。綴りミスが多すぎて笑えます。
"Kano painters and shotguns in the midedo period of Japan"
ショットガンじゃなくて将軍です。自動綴り直し機能がよく働いたようです。