9.3.19

Brexit用ウィンドウ


そろそろEU離脱の日も近いということで、SOAS近くの書店のウィンドウもこのようになっています。いかにもフェアをやっていますというこの明るい雰囲気、やっぱり商売だなあと思います。書店名 Waterstones の大きな頭文字に隠れて見えないけど、向かって左側の BREXIT の下は、出口 "Exit" と一緒に描かれている、走る人の形なのですね。 EUから脱出するイギリス、国旗をあしらっています。
この機会だからと立候補したのだから、あまりメイ首相を気の毒だとは思わないけど、これだけ意見が割れていたらまとめるのは大変でしょう。離脱が投票で決まったまではいいけれど、離脱の形には何通りもの選択肢があるわけで、それぞれ利権が絡んでややこしい。でもこのままだと話がイギリス議会でまとまるまで離脱できないという可能性もあって、それは離脱派にとっては許せない、残留派には好都合でもう一回国民投票を狙いたい・・・
以前、離脱が決まった直後に、こんな冗談を見かけました。
「夏に入ったからテレビのクールが終わっちゃって面白くない。何かいいのある?」
「BBCのニュースだよ!」
これからもお昼のBBCニュースは欠かせません。

6.3.19

昨日はパンケーキの日

パンケーキの日、又の名を懺悔火曜日 (Shrove Tuesday) は、 今日3月6日 (Ash Wednesday) からイースターまでは断食となるので、その前日に玉子や牛乳やバターなどを消費しておこうというものらしいです(つまりビーガンになるということですね)。今の時代、本当に断食する人はそれほどいないとは思いますが。
正直にいうと、祝祭日の日付が動く(イースターは春分の日の後の最初の満月を迎えて次の日曜日、そこから逆算して灰の水曜日を決める)のがどうしてもなじめなくて、いつも間際になってから「そういえば」と思い出すので、パンケーキの日も特に何もしてこなかったのです。が、今年くらいはということで、スコティッシュ・パンケーキなるものを焼いてみました。小麦粉に細かく切ったバターを入れて、手ですり混ぜてパン粉状にするのがスコーンの作り方と似ているのと、スプーン一杯分をすくって焼く大きさというのが特徴的・・・なのか?何はともあれ、おいしくできました。
昨年秋頃、ブランズウィックにFuwa Fuwa Pancake というお店ができてびっくりしました。日本ではやっているスフレタイプのパンケーキを出すお店らしいとのこと、「さぞや今日は混んでいるだろう」と思って昨日覗いてみようとしたら、何と閉店して改装中でした。"We are moving!" と出てましたが真相はいかに。
ガーディアン紙でも取り上げられたことのあるお店でしたが、料理が出てくるまでに20分以上かかるのが不満だったようです。でもさすがに昨日まではもたせないといけなかったでしょう。そのためにあるようなものだったわけですし。
ただ、今思い出せば、それほどお客さんが入っているわけでもなかったので、やはり異文化の食がその地域に馴染むのは難しいのかもしれません。パリに行くとお菓子屋さんや喫茶店のショーケースに、きらきらした、まるで宝石のようなお菓子(決して誇張ではありません)をよく見かけるけど、イギリスのお菓子は家庭で作るものが発展してお店でも売られているように思います。それはそれで味わいがあっていいのだけれども、パリのような洗練されたお菓子はロンドンではあまり見かけないかな。さすがにこれはドーバー海峡を越えないらしい。
昔、イギリス人の英語の先生に教わった名言(?)がこれ。
We do not live to eat, we eat to live.
イギリスも大分変わったとはいうけれども、根本はそれほど変わらないのかもしれません。

4.3.19

2月後半の山場

先週1章の半分ほどの草稿を指導教官へ送って、今はコメントを待ちつつ別の部分を書いています。大きな絵を先に描くか、小さい部分から積み上げていくか、人によってさまざまだと思いますが、私の場合はどちらかが絶対に先、ということはないようです。書いていくうちにどんどん変わるので、章や順番を問わず書けそうなところからとにかく書いて、あとで編集するつもりです。この編集が大変なんですけどね。どうして先にこれに気付かなかったのか、と思うようなことも書いているうちに気付くし、「こっちの方がいいかも!」と思うようなこともたくさん出てくる。そのときに、前に決めた方向を貫き通すよりも、いっそのこと変えてみる方がいいかもしれない。人によっては朝令暮改はいやだと言うかもしれないけど、そうは思わないです。
しかし!英語も直さないといけないし、課題は山積みです。
1月半ばはとにかくしんどいことが多かった時期でしたが、友人からもらったアマリリスを育てていたら見事な花が咲いたので、毎朝見るのが楽しみでした。昔、何かの小説で、何かを成し遂げないといけないときは、植物を育てるのがよい、というようなことを書いていたと思うのですが、確かにそうだなあと実感。おかげで2月は少し気楽に過ごせました。
今月後半にまた山があるのでしっかり準備しなければ。