イギリスの水には石灰分が多く含まれているので、放っておくと石灰がこびりついてしまいます。「そろそろ洗わないとなあ」と思ってやかんを覗くと案の定、石灰だらけ(下の写真)。
これを落とす専用の薬と大量の水を入れて沸騰させ、湯を捨ててもう一度水を入れて沸騰させます。安全を期してもう一度湯を沸かして捨てると、
きれいになりました。いやあ手強い。
やかんはこれできれいになりますが、流しに使われているステンレスや、シャワー室のガラス壁(我が家にあるのは、人一人入る大きさの区画をガラス壁で囲ったシャワー室で、浴槽はない)の石灰分をどうしても落としきれません。水道水の性質上どうしようもないので、もうとっくにあきらめております。
やかんにたまった石灰を見るたび、「本当にこの水道水を飲んでいて大丈夫なんだろうか」という不安がちらっと脳裏をかすめますが、イギリス人はこれを飲んでいるというし、まあ大丈夫だろうと思うことにしています。
こんな水道水ではありますが、この水でいれた紅茶はとてもおいしいです。石灰掃除にかける労力を忘れさせてくれるぐらい。前回いつやかんを掃除したかなんて思い出せないほど久しぶりです。