8.2.16

フィルムカメラの楽しみ

3日から7日まで掲載した写真は、祖父のカメラ、ニコンEMで撮影しました。
祖父は母と叔父曰く「ありとあらゆる趣味をやり尽くした人」で、写真も楽しんでいたようです。
カメラは昨年叔父からもらいました。祖父が亡くなってから10年以上経っており、その間ずっと押し入れにしまいっぱなしだったので、レンズはかびだらけでした。しかし修理屋さんに直してもらったら、ほぼ蘇りました。
ニコンEMは今から40年ほど前に発売されたもので、気軽に写真が撮れるようにと作られたものでした(お散歩ニコンと呼ばれたこともあったらしい)。なので、簡易レンズが付属していたはずなのですが、祖父は本格的に写真をやろうと考えたらしく、ニッコールレンズを揃えていました。しかも3本も。
そのうちの50ミリ標準レンズで撮影したわけですが、これがなかなか面白かったです。ファインダーで見える範囲が最初から決まっているので、どう構図を作るか、何に焦点をあてるのかということに集中できたのがよかったです。また、レンズの中心と周縁で光の入り方が異なり、自然と中心にあるものに光があたっているような気がします。あくまで「そんな気がする」ということなのですが。
フィルムカメラ、侮れません。