1.2.16

剽窃を防ぐために

昨日エッセイ返却のことを書いたついでにもう一つ。
SOASだけではないと思うけれども、イギリスの大学・院では大学側が設定したサイトからインターネット経由でエッセイを提出します。
このサイトには、膨大な文献の本文がデータベースとして入っていて、提出されたエッセイが剽窃していないかを照合しています。過去の文献に似た文章があれば、Similarity としてパーセンテージで出てきます。ただし、これは学生には見えない。
もちろん、直接引用をしなければいけないときもあるから引用・参考文献をきっちり書けばよい。しかし何よりも、要約・言い換えなどを駆使して自分の言葉で書くように努めなければいけないのが大事。
初めてエッセイを提出した中間課題のときは心底驚きました。数年前まだ日本の大学院で学生だったときは、現物で提出でしたから。
某科学者の論文で剽窃問題が取り沙汰されて久しいですが、あれから日本の大学・院はどう指導しているのかと気になります。今や毎日大量に情報が生産される時代ですし、教員が見抜けないのも仕方がないのではないか。それであれば、照合データベースのようなものを作るのも手ではないかと、こちらの提出方法を見て思いました。でも、開発にはお金がかかるだろうなあ。