22.2.16

EU離脱したらどうなる?

イギリスは今、EU残留・離脱の是非について大いに揉めています。それを決める投票日が今年の6月23日に決まり、離脱派と残留派が論戦を繰り広げているところです。EUを離脱した場合、ポンドが20パーセント安くなるそうです。
イギリスの大学にはEU枠がありますが、離脱したらそれもなくなり、国外から来る学生ということになって国内の学生に比べて高い(本当に高い)学費を払わなければならなくなるのか、それともEU枠は残すのか興味があります。どちらにしろ、私たちのようなEU枠ですらないところから来た学生は、彼らに比べて約2倍近い学費を払わなければならないのは変わらないのでしょうが。
国内とEU枠は同じ学費ですが、それでも高いことには変わりなく、昨日触れたイタリア人の友人は学費を稼がないといけないのと勉強の両立が難しくて、1年で終わらせる修士課程を2年にすると言っていました。2年にすると(SOASではパートタイムと呼ぶ)半額ずつ1年ごとに払えばいいから、それで少しゆっくりやりたい、と。
逆に、もう一人の友人は、最初は2年でやるつもりでいたけど、こんなにきついなら1年で何とか頑張って修士号取っちゃった方がいいと思い、途中で1年に変更した強者。ちなみに彼女は40代で、デザインの仕事をしているけれども美術の勉強がしたくて入学したと言っていました。その彼女がパートタイムを選んだ友人に「パートタイムだろうと何だろうと、気にせずに勉強すればいいじゃない!どんな選択だって自分のために考えたことなんだから、絶対にうまくいくわよ」と励ましていました。年齢、国籍、人種など背景はばらばらですが、そんなこと関係なく、自分のペースでやりたいようにやればよいという考えが共有されているのを見て嬉しく思いました。