8.4.16

ファンタジーとは?

今年は『不思議の国のアリス』が出版されて150年とのことで、今、大英図書館では特集展示をしています。
図書館の入口を入るとアリスに関連したものを売るショップがあります(上の写真)。二人のアリスがお出迎え。ちょっとぎょっとします。特に頸が長い方。
展示は中2階、無料で誰でも入ることができます。至る所にアリス本の挿絵(色々な版のものあり)とともに展示品が並べられ、なかなか楽しめます。
実は、私はアリスを最初から最後まで読んだことはありません。ファンタジーに興味が無かったからです(すれた子供だったなあ)。ハリー・ポッターシリーズも、1冊目だけ読んであとはまったく読んでないです。せっかくだから展示が終わる前に読んで、また見に行きたいのですが、果たして時間があるかどうか・・・
それにしてもファンタジーって何でしょう?フィクションとはどう違うんでしょうか?
ファンタジーと呼べるかどうかは分かりませんが、ブルガーコフの『巨匠とマルガリータ』が好きです。どこを読んでも「ええっ!?」と思う展開に一瞬わけがわからなくなるうえに、登場人物が多く、かつ名前が長いので(失礼)覚えづらく、読み終わるまでに相当時間がかかりましたが、20世紀初頭のロシアで起こる、はちゃめちゃで奇想天外な物語が文句なく面白いです。どうやったらあのストーリーを構築していけるんでしょう?もちろん、面白さだけではなくて社会批判的な意味もあるでしょうし、なんせキリスト教がテーマの1つなので、事情に疎い私にとっては意味がよく分からないところもあります。が、もしロシア語が読めたらこれは原語で読んでみたいと思う作品です。