13.1.16

肉屋のすすめ

家のすぐ近く、歩いて2,3分のところに肉屋がありまして、以前から気になっていました。というのも、料金表を見たらSainsbury’s(有名なスーパー)よりも安いのでは、と気づいたからです。気になるのはその品質。お店の窓前に並ぶお肉は見た目には大丈夫そうですが、果たして?

今日は牛肉のトマト煮込みにしよう!と意気込んで、旦那と二人で買いに出かけました。もちろん、家を出る前に牛肉の部位を英語で示したリストをウェブサイトから引っ張ってきて印刷するのも忘れずに。目当ての部位はもも肉で、英語ではRoundというのだな、ふむ、と出かけたわけです。
店員さんは60代ぐらいと思われる男性でした。店員さんに「Roundはありますか?」と聞いたところ、発音が悪かったのか子羊の肉 (Lamb) に間違われる。
急いで訂正し、印刷した部位図を見せると、「ああ、それね。うちは扱ってないよ」と言われてしまいました。しかも、「それ、アメリカ英語だよ」と。
そうなの!?アメリカとイギリスで違うの?と驚きつつも、とにかく何か買おうということになり、サーロインを買うことに。
「予算は大丈夫だろうか」と思う間もなく、店員さんは一度奥へ引っ込み、60㎝ぐらいの長さに幅20㎝は超えそうな、大きな牛肉の塊を抱えて戻ってきました。
袋を開け、「枚数は?」と聞かれ、「6枚で」と答える旦那。店員さんは「OK!」と、まず半分ほどのお肉を切り分けてS字形の太いフックを端に深く突き刺し、ひょいっと持ち上げて窓前の突っ張り棒にひっかけました。外からは巨大なお肉の塊が丸見え。
そして残りのお肉から幅1センチくらいに切り分けて包んでくれました。総計700グラムほどで約12ポンド。

さて夕飯の準備。否応なくステーキにしましたが、そのおいしさに驚きました。両面に軽く塩こしょうを振って片面2分ずつ焼いただけですが、お肉のうまみを存分に味わうことができました。
一切れ2ポンドでこの品質となれば、スーパーでお肉を買わなくてもよいではないか、ぜひ今後はあのお店で買おう!と夫婦で一致した次第。
個人で経営している肉屋は、大学へ行く途中にもう一軒あって、こちらも盛況です。お客さんが入れ替わり立ち替わりやってくるのを何度か目にしました。
概してこういう肉屋の方が値段、質ともに満足できるのではないかと思います。

さて、英米語の違いはこちらを参照しました。

アメリカだとRoundと呼ぶ箇所は、イギリスだとSilverside、Topside、Rump、Thick Flankという箇所に分けるのだとか。ちなみに、Sirloinはイギリスとアメリカで場所が違います。

これも覚えないと・・・