16.1.16

Mendeley の不便なところ

1. 細かい設定ができない
著者や編集者が二人以上いる場合や、シリーズになっていて巻ごとに題がついているなどという場合に、そのような細かい情報を入れることができません。著者欄に二人以上入れようとすると、一人目の「名前」として認識されてしまいます。シリーズ名などは最初から入力する箇所がありません。
英語文献であれば、Google Scholar などで書誌情報を入れることができるのであまり関係ないかもしれませんが、問題は日本語文献を登録するときです。
仕方がないので Abstract の欄に正式の記載方法で書いておき、引用するときに手直しするしかないようです。

2. ローマ字入力の通りにならない
日本語文献の題はローマ字入力です。例えば「花鳥画の研究」だと “Kachōga no kenkyū” となります。
ところが、Mendeley にこの通りに登録しても、引用すると “Kachōga No Kenkyū” と表示されてしまいます。英語の単語として認識されて、単語の頭文字が大文字になってしまうのです。先週のエッセイ提出日までに設定の変更が分からなかったのでちまちま手で直しましたが、かなりこたえました。
ちなみに、長音記号 ”¯” は、Macであれば US Extended という入力方法で出力することができます。
まず、「システム環境設定」から「キーボード」をクリック、そして「入力ソース」を選択します。画面の左下に+のボタンがあるのでクリック、US Extended を選んで追加します。これで完了です。
実際の操作は、オプションキーを押しながらAキーを押すと、長音記号が出てくるので、次に a, i, u, e, o のどれかを押せば、その下に収まります。大文字にするときは、シフトキーを押しながら打てば、そのようになります。


引用・参考文献の作成で時間をつぶしたくないので、設定については突っ込んで調べます。改善策があるといいのですが。