27.6.16

財布を取り戻すまで1 フェイスブックに登録しておいてよかったこと

ベルリンですられた財布が、近日中に帰ってきます。もう幸運以上の幸運としかいいようのないこの出来事は、フェイスブックに登録していたことで起こりました。
実はスリに遭った日の夕方に、見知らぬ人からフェイスブックのメッセンジャー経由でメッセージが届いていました。ただ、私は普段から、見知らぬ人のメールやメッセージは絶対に開けないので、そのメッセージも放っておいていました。
それが、BRPカード申請にソリフルまで行く日の前日夜、同じ人からまたメッセージが届いたのです。
「またか」と思って消去したのですが、2回も送ってくるならさすがに何かあるのだろうと思い、パソコンでフェイスブックを開けてみてびっくり。「あなたの財布を拾ったので渡したいのだけど」と、スリに遭った日にメッセージが入っていました。おそらく財布の中に入っていた学生証を見て、それをもとにフェイスブックを探したのでしょう。私の顔写真と在籍中の学校名を載せていたので見つけることができたのだと思います。
「財布が返ってくるかも!」という興奮と、「この人、犯罪者だったらどうしよう」という不安と戦うこと10分、とにかく今持っているのか聞いてみようと旦那と意見が一致し、思い切ってこちらからメッセージを送りました。返事が遅くなったことを侘び、連絡してくれたことにお礼を言い、今財布を持っているかと聞いてみたわけです。
すると、「地元の警察に渡しました」と返信が来たので、警察署の住所と、届出人の名前を教えてもらいました。お礼を言い、その日はもう遅かったので、明日ベルリンへ電話をかけることにして就寝。
しかし、ベルリン警察とのやりとりはそう簡単ではありませんでした。