さて、ビザセンターから帰った次の日、早速連邦警察宛に、財布をすられたことと、財布の中に入っているであろうカード類の内容をメールを書き、そしてベルリン警察の盗難届を添付して送りました。ちなみに、ベルリン警察の担当者(盗難届を発行してくれた警察官)にもCcで送ったところ、その人からは、私の財布が連邦警察に届いているのを確認した、と返信がきました。
それから1週間ほど経った頃、連邦警察から連絡が来ました。確かに私の財布であり、カード類とコインは無事であること、もしドイツに来ることができないのであれば、在ベルリン日本大使館に送るので連絡を待つ、という内容でした。
ここで、在ベルリン日本大使館の領事部に電話して事情を伝えると、領事部宛てに詳細をメールを送るように言われました(「財布が戻ってくるなんて珍しいですねえ!普通はあり得ないですよ」とのこと。そりゃそうですな)。
連邦警察には、領事部にも伝えたので大使館へ送って欲しいことを伝え、領事部には送料を振り込み、明細をメール添付で送付。その時点で先週金曜日の3時を回っていたので、月曜日に振り込まれ、それを確認した大使館職員の方が当日発送、今日の朝ロンドンの我が家へ届いた次第です。
お世話になった方にお礼のメールを送ったら、連邦警察からは、「お役に立てて幸いです。ですが、私は自分のするべき仕事をしたまでです。迅速な対応を取った大使館にも、ぜひお礼をお伝え下さい(文法がやや怪しかったが意訳するとこんな感じ)」、ベルリン警察からは、「財布が戻ってきてよかったですね。次のベルリン旅行はもっと楽しいものになるといいですね(本当ですね・・・)」と返ってきました。
ところで、郵送方法を書留にしたので6.2ユーロでしたが、海外送金なので振込手数料が大幅にかかり、書留代よりそちらの方がよっぽど高くついてしまいました。が、財布を取り戻せたのでよしとするべきでしょう。
何か手がかりを掴んだら、決して離さず、我慢強く追い求めれば必ず何とかなる、ということを身を以て学びました。でももう勘弁してほしい。